1. Google マーケティングプラットフォームとは

個人ブログや小規模事業者〜大規模で幅広く利用されているWebサイト分析ツールの一つに、GoogleAnalyticsがあります。どの程度大規模なサイトでも運用されているか確認するため、日本からアクセスするサイトランキングを確認するため、similarwebのランキングを確認したところ、TOP10に入る様なサイトでも利用しているところがありました。

GoogleではGoogleAnalytics以外にもマーケティングプラットフォームとしていくつもの機能(サービス)を通じて、Webサイトのマーケティングを行える様に、サービスをグループ化しており、それがGoogle マーケティングプラットフォームとなっています。

2.Webサイトの目標

私は趣味というか勉強のモチベーションの為にブログに記事を書いていますが、多くの人はビジネスとしてWebサイトを大きく育て、そこから収益を得たり、自身の制作物や記事を通しコミュニティの形成などをしているかと想像されます。Googleマーケティングプラットフォームでは、それらを支援するサービスとして、Webサイトへの流入アクセスを分析したり、テスト、調査する事でユーザ像やニーズを把握できる様にしています。

基本的にWebサイトを大きく育てようとする場合の戦略は、流入顧客(新規ユーザ)を増やし、その後リピーターを増やす、顧客単価の増加(閲覧ページ/セッション の増加)を目指すのが王道と言われています。場合によってはここで記載するサービス以外に、GoogleトレンドやGoogleキーワードプランナを利用して検索キーワードの人気度や競合の調査、ボリューム等を調査して活用すると流入顧客の増加を見込めます。

3. サービス概要

3-1. Google Analytics

Webサイトにアクセスしているユーザー像の分析に利用する。
WebサイトやPWAアプリを利用するユーザーがどのようなコンテンツにアクセスしてるか把握して、成果を上げている要素とそうでない要素を特定できます。

ブログであれば、人気のページを特定することで、サイトに掲載する新規記事作成のタイトルに目星をつけたり、アクセス/ページビューの少ない時間帯を特定することで、ブログメンテナンス(停止やデザインの変更作業など)に最も適した時間帯を決めることもできます。

Google AnalyticsはGoogle タグマネージャ、オプティマイズ、データポータル、サーベイや、Google Search Console と連携可能でポータル的な機能も担えるのが特徴です。

3-2. Google タグマネージャ

すべてのタグを、コード編集なしで管理できます。例えばGoogle Analyticsを追加導入する場合であれば、本来は管理する全てのページに、Google Analytics用タグを設置する必要がありますが、タグマネージャを導入すれば、管理画面で設定するだけですべてのページのコードを修正する必要が無くなります。Googleのサービス以外にも例えば他者のAdsenseタグ等を追加する際にも、タグマネージャの管理画面から追加するだけで、Adsenseタグを個別ページに追加する必要がなく、一括で管理できるため、メンテナンス性の向上が見込めます。

3-3. Google オプティマイズ

Webサイトの複数バージョンを準備し、A/Bテスト(*1)を実施することで、よりオンラインユーザに訴求できるサイト構築を目指せます。

(*1)A/Bテストでは2つ以上のサイトパターンを準備し、どちらのサイトの方が目標を達成するのにより良いか確認します。サイトの一部を変更したA/Bテスト、別サイトへリダイレクトを行い、サイト全体を変更したA/Bテストなど、A/Bテストにも様々なパターンがあり、目的に応じ使い分ける必要があります。

3-4. Google データポータル

Google アナリティクス、Google 広告、BigQueryなどのデータを、一か所から確認できるようになります。複数サービスにまたがるデータを1箇所に集約することで、データの可視化を通して意思決定の支援、現状把握を容易にします。

文書を書く様なドキュメント様式にデータを埋め込むことができるので、フォーマットさえ作り込んでおけば、そのまま報告書として利用することもできます。

3-5. Google サーベイ

サービスがある程度の事業規模に成長すると、既存ユーザの思考をサービス改善や新規サービスの参考にしたいこともあるでしょう。その場合に利用できるのが、Google アンケートモニターアプリを通じて行えるアンケート調査です。アンケートには最大10個まで質問を設定でき、質問形式は、複数選択式、評価式など複数パターンから選べます。

サービスの利用者イメージを掴む為、アンケートモニタに参加するのはとても簡単です。
PlayストアやAppStoreからアプリGoogleアンケートアプリをダウンロードし、ユーザ登録すれば、1-2週間程度で行動履歴に応じたアンケートが届きます。

3-6. Google Adsense

WebサイトやPWAアプリケーションに追加するだけで、様々なデバイスからのアクセスに対し、適切な広告を提供できます。広告毎にタグ内容を変更する必要がないので、Webサイトに広告を掲載し、収益を得るためのもっとも簡単なサービスの一つです。対になるサービスがGoogle AdWordsで、Google AdWordsを利用すれば事業者側がGoogle検索結果に対してスポンサードサーチとしてリスティング広告を出すこともできます。

3-7. Google Search Console

Google検索で運用するWebサイトのページがどのように検索されているか、検索順位や検索流入ページ閲覧数などから、現状を確認することができます。Webサイト立ち上げの際には、Google検索に載せてもらえるように依頼(クロール依頼)することもできます。何かしらの問題があり、Google検索から除かれてしまうページが見つかった場合はGoogleからエラーや警告連絡を受け取ることもできます。

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